小西孝明です。

 

目次

一層厳しくなる経営環境

 

これからの店舗経営はより厳しくなりそうなニュースが
でてきましたね。
会社を経営していると、当然必要になってくるのが人件費。

 

2021年10月各地方の最低賃金上げがなされました。
これにより、個人事業者、中小企業者ともに従業員への
給与を引き上げないといけないことになります。

 

店舗経営をしているところは特に人材が多く必要になる
業種ですから影響は他のITなどとは全く違ってくるでしょう。

 

都道府県別 全国の最低賃金時間額

 

都道府県名 最低賃金時間額【円】 発効年月日

北海道 889 (861) 令和3年10月1日
青  森 822 (793) 令和3年10月6日
岩  手 821 (793) 令和3年10月2日
宮  城 853 (825) 令和3年10月1日
秋  田 822 (792) 令和3年10月1日
山  形 822 (793) 令和3年10月2日
福  島 828 (800) 令和3年10月1日
茨  城 879 (851) 令和3年10月1日
栃  木 882 (854) 令和3年10月1日
群  馬 865 (837) 令和3年10月2日
埼  玉 956 (928) 令和3年10月1日
千  葉 953 (925) 令和3年10月1日
東  京 1,041(1,013)令和3年10月1日
神奈川 1,040(1,012)令和3年10月1日
新  潟 859 (831) 令和3年10月1日
富  山 877 (849) 令和3年10月1日
石  川 861 (833) 令和3年10月7日
福  井 858 (830) 令和3年10月1日
山  梨 866 (838) 令和3年10月1日
長  野 877 (849) 令和3年10月1日
岐  阜 880 (852) 令和3年10月1日
静  岡 913 (885) 令和3年10月2日
愛  知 955 (927) 令和3年10月1日
三  重 902 (874) 令和3年10月1日
滋  賀 896 (868) 令和3年10月1日
京  都 937 (909) 令和3年10月1日
大  阪 992 (964) 令和3年10月1日
兵  庫 928 (900) 令和3年10月1日
奈  良 866 (838) 令和3年10月1日
和歌山 859 (831) 令和3年10月1日
鳥  取 821 (792) 令和3年10月6日
島  根 824 (792) 令和3年10月2日
岡  山 862 (834) 令和3年10月2日
広  島 899 (871) 令和3年10月1日
山  口 857 (829) 令和3年10月1日
徳  島 824 (796) 令和3年10月1日
香  川 848 (820) 令和3年10月1日
愛  媛 821 (793) 令和3年10月1日
高  知 820 (792) 令和3年10月2日
福  岡 870 (842) 令和3年10月1日
佐  賀 821 (792) 令和3年10月6日
長  崎 821 (793) 令和3年10月2日
熊  本 821 (793) 令和3年10月1日
大  分 822 (792) 令和3年10月6日
宮  崎 821 (793) 令和3年10月6日
鹿児島 821 (793) 令和3年10月2日
沖  縄 820 (792) 令和3年10月8日
全国加重平均額 930 (902) -

 

 

これからの店舗経営

 

厳しくなると言っても工夫次第では厳しさを軽減させる
ことも可能です。

 

例えば、最低限の人材は必要ですが、タイミー
みたいなサイトを活用することでスポットでの募集だったり
が可能になっています。

 

※(タイミーは隙間時間にできるバイトのマッチングサイトアプリ)

 

その他にも来店の予約はホットペッパーなどのネット予約を
組み込んだりすることで、店舗での電話対応の人材をカットする
ことができます。

 

 

ホットペッパー

店舗営業中も人間に変わってできる機械の導入や飲食店では
自動で調理可能な機器などを活用することにより、従来では
スタッフが行っていたことを機械に置き換えることができるでしょう。

 

このように工夫次第で経営環境を変え、少ない人材を
うまく活用し、売上をあげ、利益をしっかりと確保することが
可能です。

 

極限までのリモートワーク

 

店舗経営において、リモートワークは非常に難しいものだと
考えざるを得ません。

 

確かに接客、販売というのは直接お店へお客さんが来店して
行うものなので完全にリモートにするには無理があります。

 

しかし、領収証や売上管理、経理や振込、といった雑務に
関して言えば、ウェブに置き換えることで今までオフライン
でしていたことがオンラインでできるようになります。

 

リモートに置き換えられるオススメのもの

 

①クラウドを活用する

 

わかりやすいもので、領収証を代行サービスなどに一式を
送ってしまい、そこの人にスキャンしてもらい、データを
Dropbox®️のようなクラウドへアップロードして管理をすれば
社内の経理のスタッフ、経営者、それから担当の税理士など
と簡単に共有することができ、かつ場所を選ばず作業ができます。

 

 

②ネット銀行を活用する

 

他にも以外と使っていないのがネット銀行です。
事務のスタッフの方がいる会社もそうではなくて、社長自身が
入金や振込に銀行に出向いているところもこのネット銀行を活用
することで時間をグッと減らすことができます。

 

銀行に出向く時間だけではなく、ネット銀行の方が振込時の
手数料も安く済みます。

 

振込先の数にもよりますが、毎月100件の取引先に月末に振込
をしているとすれば…

 

小西のオススメは住信SBIネット銀行です。
理由はシンプルに使いやすいからです。ちなみに他にもネット銀行は使って

 

 

一件あたり、200円変わったとして、200円×100件=20,000円
が経費として変わってきます。そこでいくと1年間で24万円もの
差ができることになります。

 

24万円は個人事業主、中小企業の経営者にとって小さい金額
ではないでしょう。

 

③お客さんから受け取る売上をキャッシュレスにする

 

店舗経営をしていると現金で受け取るのが嬉しいという
経営者の方が多いように思います。

 

これは、きっと売上にかかる手数料が取られないから現金
で受け取る方がいいということなのでしょう。

 

しかし、ちょっと考えればわかるのですが、現金の場合
お釣りが必要だったり、領収証が必要になるケースが多く
なります。また、釣り銭を事前に準備する時間も必要です。

 

そうすると、そこにかかる時間という経費がかかります。

 

なんですが、これを全てとは言いませんが、半分以上ないしは
70%くらいまでキャッシュレスにしてみてはどうでしょうか?

 

圧倒的に時間を短縮することができます。
ちなみに手数料が気になるって方はその分価格をしっかりと
上げて対応するといいでしょう。

 

人口減少に対応していく必要がある

 

さて、全国の賃金が2021年10月より上がったと言いました。

 

なので、最低限の人材だけで売上を上げ、利益をしっかりと
確保できる体制が必要になると冒頭にお伝えしました。

 

ただ、それは働くスタッフであり、お客さんのことでは
ありません。

 

きっとこの私のブログを読んでいるあなたは日本に住み
日本のどこかで店舗経営をしていることでしょう。

 

ということは、日本がこれから迎える人口減少の影響を
もろに受けるということです。

 

大手などは、飲食店を含め、店舗経営をしているアパレル
など海外へ出店している所も多いです。

 

しかし、我々のような小規模な個人事業主や中企業が海外
展開などはなかなか実現できるものではありません。

 

ではではかと言って国内でどんどん売上を伸ばすために出店
をすればいいかと言えば…当然違います。

 

人口増加の時には、出店を繰り返し規模を拡大することで
売上は伸び、それなりに利益もあったでしょう。

 

しかし、今、そしてこれからやってくる未来に拡大路線で
うまくいくことはまずあり得ないでしょう。

 

(もちろん人口増加になれば話はべつですが…)

 

人口減少のための対応とは!?

 

もっともなことを言えば、規模を拡大せず、目の前のお客さんを
大事にして何度も何度も来店してもらうことです。

 

お客さんの人数は少なくても、何度も何度も通ってもらうことで
長くあなたの商売においての売上になり、利益を押し上げてくれる
ことでしょう。

 

ここで工夫するべきポイントを3つお話しします。

 

ポイント1.儲かる単価に設定されている
ポイント2.お客さんに魅力が伝わっている
ポイント3.リピートするための仕組みがある

 

これはどれが重要で、どれが重要じゃないのではなくて
全部重要なので、覚えて置いて欲しいと思います。

 

地方はまだまだ可能性に溢れている

 

地方の店舗経営というのは厳しいという面がある反面、
今だにチャンスに溢れていると言えます。

 

その理由は大手がなかなか参入してこなかったり、
参入してきても、ちゃんと経営者とお客さんの間で
関係性ができていれば、そのお店へいくからです。

 

大手との価格競争はしてはいけませんが、大手との価格
競争を避け、独自の価格で魅力をきちんと伝えることが
できれば地方都市の方が都市部よりも個人事業主や中小企業
が生き残っていけます。

 

ぜひ、これを読んでいるあなたもこれからのウィズコロナの
時代を共に生き抜いて行きましょう!

 

バクアゲ!
小西孝明